キク科植物の多様さもその一つで、大変興味をそそられます。
私とETのバイブルである「山渓ハンディ図鑑~野に咲く花」によると、
『双子葉植物の中で最も進化した植物群で、世界に20000種もある』
といわれており、また、
『日本には約350種類が自生し、帰化植物も100種以上ある』そうです。
キク科植物は頭花をつくる小花の組み合わせで、
大きくキク亜科とタンポポ亜科に分けられ、
前者は筒状花と舌状花の組み合わせのものと、筒状花だけのもの、
後者はすべて舌状花で、筒状花はないのだそうです。
そんな初歩の知識を得るだけで、
花を見る目が違ってくるので、不思議なものです。
イソギンチャクのような矢車菊(ヤグルマギク)の中心 肉眼でもやもやして見えた部分は五裂した筒状花 周囲も筒状花ですから、これはキク亜科ですな (5月23日撮影) |
直径5ミリほどの掃溜菊(ハキダメギク) 三裂した舌状花と五裂した筒状花の組み合わせ これもキク亜科 (5月24日撮影) |
写真写りのよい鬼田平子(オニタビラコ) 全て五裂した舌状花 なのでタンポポ亜科 (5月24日撮影) |