涼やかで愛らしい夏の花、ツユクサがたくさん花を咲かせています。
ツユクサほど名前を多く持つ花も珍しいのではないでしょうか。
古くから日本人に愛されてきたのだと思います。
露草(ツユクサ)
古名は染色に用いることからツキクサ、漢字をあてると月草、着草、鴨頭草。
万葉集にこんな歌があるようです。
あした咲き ゆうべは消ぬるつき草の 消ぬべき恋も吾れはするかも
移草(ウツシグサ)も染色から。
花びらの色から、青草(アオクサ)、藍花(アイバナ)、縹草(ハナダグサ)、
独特の花の形から、帽子花(ボウシバナ)、
蛍を飼う時に籠に入れることから蛍草(ホタルグサ)、ともいうそうです。
全草を乾燥させた生薬名は鴨跖草(オウセキソウ)、解熱・下痢止めに使うようです。
名前の多い露草(ツユクサ) 花びらが縹(はなだ)色なので、別名縹草(ハナダグサ) (7月27日撮影) |
フロリバンダローズ「アイスバーグ」 夏の「アイスバーグ」は涼やか (7月30日撮影) |