先週、雌性期の八つ手の花を撮ったので、
今度は雄性期の花を撮ろうと、週末が来るのを楽しみにしていました。
八つ手は最初、花びらと雄蕊を持つ雄性の花が咲き、
それらが落ちた後、雌蕊が出てきて雌性に変わるという、不思議な花です。
同じ花の花粉を受粉しないために、そのような仕組みになっていると知りました。
雄性期の花には小さな蟻がたくさんたかって、盛んに蜜を舐めていました。
私は舐めませんでしたが、この蜜はとても甘いらしいです。
蜜を舐めにきた蟻の体に花粉がついて、それが雌性期の花の雌蕊に運ばれるのでしょう。
茶色の蟻の様子が不気味なので、息で吹き飛ばしてから撮影しました。
雄蕊も一緒に、たくさん吹き飛ばしてしまったようです。
鮮やかなオレンジ色の蝦蛄葉仙人掌 (シャコバサボテン) (11月21日撮影) |
番外編 八つ手(ヤツデ)の円錐花序 白いのが雄性期の花 緑色のが雌性期の花 (遊歩道で11月21日撮影) |
番外編 雄性期の八つ手の花 5弁の花びらと5本の雄蕊 左下に茶色い蟻が一匹隠れています (11月21日撮影) |